外壁・外壁材のニチハ株式会社

第30回NICHIHA SIDING AWARD 2013

NICHIHA SIDING AWARD 2013 受賞作品総評

30回目を迎えたNICHIHA SIDING AWARD 2013。
昨年に引き続き、グランプリ・プラチナ賞・ゴールド賞に住宅部門と非住宅部門を設け実施。応募総数は341件となりました。
インテリアデザイナーの杉本貴志氏、建築家の難波和彦氏による審査の結果、18作品が選出されました。

審査委員長 杉本 貴志氏の総評

今回の受賞作品には、ある意味で気持ちの良い安定感が感じられる。
それは練磨を重ねたというよりも、勿論そういう事もあるのだろうけれども、何か余裕というのか、気持ちがのびのびとしている様に見られるのでもある。そこが、大事なのである。 練磨するという事は、今までの技を前提に、積み上げられてきたものとしての価値観や美しさを大前提にしながらも、それらと格闘しながら前進する事と言える。
しかし今回の受賞作品(無論、全部ではないにしても)は、ある意味では確かに、そして軽くその事を避けている様にも見られる。理由の一つは、そういう時代観を我々は感じていて、そういう気持ちが心地良いからだろう。
もう一つは、サイディングという工法と考え方が、少しだけ我々の内側に入って来たからとも考えられる。発想に無理がないばかりではなく、工法や素材感と発想、そしてそういうものを通しての生活が一体に見えるのである。 多分、これからこういう建築が増えるだろう、と想像しながら、その事が気持ちよく感じられるのである。
かつて、ファッションデザインと建築デザインに関して、その意味の重なりについて語られる事が盛んな時期があった。その中には聞くべき事も多々あったのだけれども、デザイン過多の住宅や建物が多くなったのも事実であり、 デザインとはという根本について疑問をもたらしたのも事実ではなかったか。
今回の応募作品が、建築としてのエッジ―つまり先端を示す事を目標にしているのではなく、我々の日常の生活の中での有り様が気持ちよく示されているのである。これこそ、サイディングという素材工法の真正面に存在するものであろう。

審査委員長
杉本 貴志
(すぎもと たかし)
インテリアデザイナー。
1945年、東京都生まれ。'68年東京藝術大学美術学部卒業後、'73年、(株)スーパーポテトを設立。商業空間のデザインを数多く手がけ、 バー、レストラン、ホテルの内装デザインから、複合施設の総合プロデュースまで幅広い分野で活躍。
'84、'85年毎日デザイン賞連続受賞。 2008年米紙 Interior Design Magazineより「Hall of Fame Awards」を受賞。

難波 和彦氏の総評

このコンペティションの審査には昨年から参加し始めたが、今年の応募作品全体を見渡すと、昨年とあまり変わらず、依然としてサイディングの特性をあまり考慮せずに、単なる外装材として無造作に使っている作品が多く見られた。
多様に用意されているサイディングの選択も、性能やデザインによってではなく、単なるコストによって決められているように見える。したがって総体的には、サイディングの選択基準が、まだ十分に理解されていないように感じられる。
しかしその一方で、上位に入賞した作品のレベルは、昨年に比べると、明らかに向上している。たとえば、住宅部門のグランプリを獲得した「VILLA COZY」では、RC造のスケルトンの外装材にサイディングが採用されているが、 耐火性、軽量化、断熱性、デザインの自由度といったさまざまな条件を統合する、きわめて的確な使い方において傑出している。サイディングという外装材が、建築全体のデザイン・コンセプトの中に明確に位置づけられ、まさに「適材適所」な使い方といえるだろう。
要するに、サイディングの選択基準は、単なるアピアランス(外見)だけではないということである。しかしながら、応募作品のほとんどが、その段階に止まっているように思える。建築を成り立たせている条件を総合的にとらえ、 その中にサイディングを位置づけるような使い方を追求しないと、この壁は突破できないだろう。
その意味で、メーカー側としても、使用者に対して「サイディング・リテラシー」の向上を図る必要があるように思う。

難波 和彦(なんば かずひこ)
建築家・東京大学名誉教授。放送大学客員教授。
1947年、大阪生まれ。'77年一級建築士事務所(株)界工作舎を設立。代表作に「箱の家」シリーズがあり、標準化・多様化・サステナビリティを コンセプトに掲げた都市型住宅のプロトタイプとしてデザイン・開発を手がける。グッドインテリアデザイン賞、新建築吉岡賞、住宅建築賞、 JIA環境建築賞など多数受賞。現在、放送大学にて「新しい住宅の世界」を放映中。

(同じ賞は北から順に記載)

グランプリ

■住宅部門

VILLA COZY
(静岡県)
無有建築工房 様  

□使用商品
キャスティングウッド /
ダークブラウンMG / EFA242
マイスターウッド調 /
ナチュラルMGブラウン / EF936
ステインMGベージュ / EF934

■非住宅部門

上天草市松島庁舎兼保健センター
(熊本県)
株式会社太宏設計事務所 様  

□使用商品
無塗装品(シーラー品) /
フラットウォール / EDX240E / EDX240

プラチナ

■住宅部門

公園通りのWhite Box
(埼玉県)
近藤建設株式会社 様

□使用商品
リキッドシェイプ /
シャドーMGホワイト / SF241P

■非住宅部門

アイフラワー深谷店
(埼玉県)
松原デザイン一級建築士事務所 様

□使用商品
キャスティングウッド /
ホワイトキャメルMG / EFA246N

ゴールド

■住宅部門

Spiral Window House
(大阪府)
株式会社アルファヴィル 様

□使用商品
モエン大壁工法

■非住宅部門

H建設事務所
(兵庫県)
STYLE DESIGN 様
株式会社近藤建設 様

□使用商品
マイスターウッド調 /
スティンMGチャコール / EF933

入賞

株式会社ユニタス花巻営業所
(岩手県)
株式会社木村設計A・T 様

□使用商品
ナチュラルラインV /
プラムMGチャコールII / EFX3754G

上:興運堂北上大通り店
下:さがみ典礼北上大通り長安殿
(岩手県)
大末建設株式会社一級建築士事務所 様

□使用商品
興運堂 /
ライトオーヤ調 / オーヤMGブラウンII /
EJ223E
ST型センターストライプU プレミアム /
ディープブラック / 1ST1G027

長安殿 /
ロックライン / ラフラMGホワイト /
EF901G
スティックフォルム / テールチャコール /
AY8217
ST型センターストライプU プレミアム /
ディープブラック / 1ST1G027

TAKINOGAWA FLAT
(東京都)
吉岡環境開発株式会社 様
河部 吉孝 様

□使用商品
シンプルライン / レモードMGホワイト /
MFX231[地域限定品]

たけうち耳鼻咽喉科
(愛知県)
空間工房一級建築士事務所 様

□使用商品
コシュカ / リベルMGクリアホワイト /
EFA191E / EFA191G
キャスティングウッド /
ミディアムブラウンMG / EFA241
センチュリー耐火野地板 / CPN1800

M・Y邸
(大阪府)
コーディネート・施工:
ランドコーポレーション株式会社 様
設計:ナゲナデザイン 様

□使用商品
フラットウォール /
ウイニーMGホワイト / EFX241
モエン大壁工法

いちかわ内視鏡内科クリニック
(愛媛県)
ドイアンドパートナーズ一級建築士事務所 様

□使用商品
フラットウォール /
ウイニーMGホワイト / EFX241

S様邸
(福岡県)
大和興業株式会社 様

□使用商品
パルムボーダー調 / パルムMGブラックII /
EJ483E
ムスターストーン調 /
ムスターMGシルバーグレイII / EJ622E

K HOUSE
(福岡県)
松尾 強一級建築士事務所 様
株式会社第一双葉 様

□使用商品
無垢板型枠RCウォール / RCグレー /
WD541G
ヴィンテージウッド /
スキムドMGブラウン / EF762
軒天12 木目調 / ティンバーベージュ / YL141

S様邸
(熊本県)
株式会社アネシス 様

□使用商品
リーガストーン調V /
ランダMGトリュフ / EFX3452
ランダMGパウダー /
EFX3453 / EFX3453N

ケアホーム レインボー
(熊本県)
株式会社前原設計事務所 様

□使用商品
マイスターウッド調 /
ステインMGチャコール / EF933

リフォーム賞

O様邸
(茨城県)
サンワ設計株式会社 様

□使用商品
木目調ツートーン / レジェココアII /
MDX3721P[地域限定品]
マルシェウォール調 /
セジュールMGクリームII / WFX463G1

K様邸
(宮崎県)
株式会社岩切建設 様

□使用商品
木目調ツートーン / レジェチャコールII /
MDX3722P[地域限定品]

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